【その時に備えて】臨終を宣告された後に行う5つの流れ

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病院で危篤を迎え、医者から臨終を宣告された時の悲しみは筆舌に尽くしがたいものがあります。しかし、遺族としては悲しみをこらえつつ、故人を無事に旅立たせるためにも葬儀の準備にとりかからなければなりません。

前の記事では、危篤を迎えた人の家族がすべきことについてまとめました。当記事では、臨終を宣告された後に遺族が行うべき行動について仏式の観点からまとめています。

末期の水(まつごのみず)をとる

臨終を迎えた場合、もしくは死の直後には、その場に立ち会っている人で「末期の水(まつごのみず)」をとります。末期の水は「死に水」とも言われますが、新しい筆や新しい脱脂綿、ガーゼなどを使い、故人の唇を潤す風習です。

末期の水の取り方については地域差はありますが、元来は仏教に由来するもので、あの世で渇きに苦しまないよう願って行うものになります。死を看取った人全員で末期の水をとることになります。

遺体の清拭(せいしき)を行う

末期の水をとった後、医師が死亡を宣告した場合には清拭(せいしき)を行うことになります。病院で死亡が宣告された場合は、看護師が清拭を行うことが一般的で、自宅で亡くなった場合は葬祭業者に依頼することもできます。

清拭の目的、手順、方法は

清拭は「死後処置」とも呼ばれ、アルコールで全身を拭くことで遺体の消毒を行いつつ、清めることが目的です。手順としては、看護師が全身をアルコールを含ませた脱脂綿で拭く形となり、遺族は顔や首、手足など衣服から露出している箇所の清拭を手伝うことができます。

死後処置(エンゼルケア)を行う

口や鼻、耳などに体液が漏れだしてこないよう脱脂綿を詰める処置は死後処置(しごしょち)と呼ばれ、エンゼルケアとも呼ばれています。エンゼルケアは遺体の状況によって内容は異なりますが、病院で亡くなった場合は看護師が行ってくれます。

エンゼルケアは医療上の観点から見れば、感染症予防という目的がありますが、遺体の目や口を閉じる、男性の場合はひげを剃る、女性は薄く化粧を施すなど、人生の最期としてふさわしい姿に整えることで故人の尊厳を守るという人道的な目的もあります。

死後処置の料金、費用は

死後処置は医療保険などの適用外となるため、病院などにおいても実費での請求となるケースが大半です。料金や費用は病院によってさまざまですが、数千円程度が一般的で、浴衣料は別料金となっているケースが多いようです。

死に装束に着替えさせる

遺体に対する死後処置が終わったら、故人の衣類を浴衣や死に装束に着替えさせます。死後2-3時間が経過すると死後硬直が始まるため、その前に着替えを行うと良いでしょう。

死に装束の指定は

故人が生前に死に装束を指定していた場合は別ですが、仏式の場合、死に装束は経帷子(きょうかたびら)や頭陀袋(ずだぶくろ)など、巡礼姿のものが一般的です。死に装束は葬儀業者が用意してくれますが、宗派によって異なる場合があるため、指定がある場合は前もって葬儀業者に伝えておきます。着替えが終わったら、遺体の容姿を整えるための死化粧を施します。

死亡診断書を受け取る等、手続きを行う

病院で死亡を告げられた場合、遺体に対する死後処置が終わると霊安室にいったん安置されます。霊安室は遺体の搬送先や搬送手配が整うまでの仮安置の場所となりますので、手配が整い次第、自宅や斎場に遺体を搬送することになります。

霊安室に安置している間に死亡診断書を受け取る

遺体の搬送が行われるまでに、死亡診断書を取得する手続きを行います。死亡診断書は死亡届を役所に提出する際に必要となりますので、必ず取得手続きを行いましょう。死亡診断書と死亡届はセットとなって病院に用意されていることが一般的です。死亡診断書や死亡届の提出、埋葬許可証の取得までの手続きの流れや注意点は別記事にて解説しています。

また、遺体の搬送に先立ち、病室の後片付けや病院関係者へのあいさつを行いつつ、葬儀業者の手配も行います。遺体の搬送は葬儀業者が行ってくれますが、搬送の際には非ぬ疑いがかからないよう死亡診断書を携帯しておくことが大切です。

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